経験上、11月の派遣求人はブラック率が超高い!! ブラック率が高くなる理由を考えてみた

派遣の真実を言い当ててみるが、11月の派遣求人はブラック率が高い。

あくまで個人的な経験によるものだけど、11月に紹介された派遣求人はことごとくブラックだった。業種も職種も違うけど、ホントに何年も印象に残るほどの香ばしいブラックは11月の派遣求人だったのである。

今回のコラムでは11月の派遣求人は個人的にブラックだらけである理由を考えてみることにする。

仮説1 年末を控えた11月は社内がザワつきやすいから?

一年の最終月は厳密には12月なものの、多くの日本企業では多忙ムードな12月に入る前、つまり11月のうちに面倒ゴトを片付けておきたいという雰囲気になる。

小売業をはじめ、12月が1年で最も忙しくなる業種は多い。そうした企業では11月のうちに欠員補充の求人をして12月に控えるという方針がとられる。

だが、そういった企業の場合、大体は年末前の求人募集は毎年のことであって、翌年以降のことまで考えて人材育成をすることはない。

つまり、わかりやすい使い捨て要員として、インスタントな人材として扱われてしまうのだ。

こうした状態では一派的には「ブラックな会社に紹介されてしまった・・・」と後悔することになってしまう。

仮説2 寒い季節に入ってピリピリしている人が多いから?

ビジネスマンたるものそんなことあるか? と思うかもしれないが、意外にこの理由もバカにできない。日本列島の多くの地域では11月と言えば、ほぼほぼ冬である。

春ならフレッシュな新入社員が溢れていたり、街にも桜が咲いていたりするし、夏は開放的な気分になったりするだろう。

しかし、秋から冬へと移り変わる11月という時期は、コートを出したり洗濯物が乾きにくくなったり風邪をひきやすくなったり、何かとつけて気分が落ち込む人は多いはず。

言いたいことは、それなりのブラック企業の場合、そのフラストレーションをぶつける相手が新人の派遣だったりするわけである。一言付け加えれば、女性上司の会社や、女性が多い会社の場合はそういう傾向が特に強い。

仮説3 秋に辞めた人の欠員補充であることが多い

企業にもよるが9月や10月は求人募集が盛んになる傾向があると思う。

優秀な人がより良い労働条件を求めて転職するのだ。9月や10月に優秀な正社員が退職してしまい、急場凌ぎの欠員補充として11月に派遣社員が採用されたりする。

振り返ってみると、このケースがすごく多いように思う。特に、この時期に考える暇もなく採用されるような急募の派遣求人はブラック率80%越えなので要注意。

派遣のクソ雇用条件でも正社員並みの働きを要求されたりするから、本当に余計なお世話だと、11月の急募の派遣求人だけは募集の背景をよ~く問い詰めた方がいい。

募集背景の問い詰めはブラック回避の基本テクニックだけど、派遣のクソ雇用条件で正社員並みの働きを要求するクソブラック企業なんていくらでもあるから、用心するに越したことはない。

まとめ 結論やっぱり11月はブラック派遣求人多し

今回はできるだけ科学的に考察してみたけども、個人的には理屈抜きで11月はブラック派遣求人の見本市みたいなものである。

経済的に許すならば、11月は何もしない方がよいくらいだ。

「じゃあ、12月は大丈夫?」と思ったアナタは甘い! 12月も11月よりはマシなものの、そんなに変わらないくらいブラックなのである。