派遣にしか威張れないクズ正社員の特長とクズ正社員が誕生してしまうメカニズム解説

世の中には様々なタイプのクズ正社員が存在するが、その中でも最も幼稚で救いようがなく、軽蔑の対象とするに相応しいのが「派遣にしか威張れないクズ正社員」である。

多くのビジネスマンは自分の仕事の成果を上げるために相応の努力をするものだが、なぜだか「派遣にしか威張れないクズ正社員」は派遣に威張ることだけが物理的に地球に存在する理由となっている。

今回のコラムでは派遣にしか威張れないクズ正社員の特長と、派遣にしか威張れないクズ正社員が誕生するメカニズムを独自の潜入取材(単にブラック派遣先で働いただけ)解説する。

派遣にだけ威張るクズ正社員の概要

派遣先企業で派遣に業務指示を出す正社員というのは、大体の場合は平社員の中でも中途半端に社歴が長かったり、リーダーや主任といった中途半端な肩書を持つ人物であることが多い。

課長や部長といった「ちゃんとした役職」を持つ実力ある人物は、部下の正社員の指導などにあたるため、派遣社員に日常的に業務指示をすることは少ない。

よって、人格が破綻していたり、会社に長くいるのに偉くなれずに会社や仕事に不満を持っているタイプのクズ正社員から、仕事の指示を受けることが派遣社員は多いのだ。我ながらなんという過酷なポジションで働いていたのだろう。

そんな前提があるわけで、派遣社員であるアナタがクズ正社員から威張られてしまうのは、むしろ全国的に当たり前レベルに起こる困りごとなのである。

上司から見放されていて部下らしい部下もいない

では、どうして派遣にしか威張れないクズ正社員が多くの会社に存在するのだろう? 彼ら、彼女は軽蔑すべき害虫のような存在だが、どうして誕生してしまうのだろう。そのメカニズムについて解説してみたい。

まず基本条件として、会社に長くいるわけに中途半端な仕事ぶりだったり、人格その他の問題のために、正式な管理職してのポジションが得られないというのがある。長くいるのに給料が上がらず、延々としょうもない仕事を長年やっているタイプの人間が多い。

だが、同じような仕事をロボットみたいに長年やっているために、世の中全体で考えれば大した仕事ではない(例えば、延々と何かの書類のデータをコピペし続けるなど)のだが、その業務に関しては社内の誰にも負けないエキスパートであったりもする。コピペし続けるとかの単純作業ロボットであることが多いが、社内では一応、エキスパート扱いなのである。

こうした社内の単純作業に特化したタイプの人間は、例え狭い会社という金魚鉢の中でエキスパートだったとしても、世間的な価値は低いために転職がままならない。本人としては、仕事や会社に相当な不満やストレスを感じているものの、ステップアップのために転職するという多くの人間が選択する行為ができないのだ。

仕事の不満や会社からの扱いの鬱憤が原因

ここまで読めば察しの良い人には、もう派遣にしか威張れないクズ正社員が発生する理由がわかったことだろう。

単純に会社の中で威張れる対象が派遣社員しか存在しないために、派遣社員に威張っているのである。

そのまま過ぎてどうしようもないが、単純すぎる理由なのだ。彼ら、彼女は地球誕生初期の単細胞生物なのかと疑ってしまう。

人前で叱るのはパワハラであり世界のタブー、反感を生む原因

日ごろから世間のニュースや労働問題に触れている人や、それなりに教養があれば常識的なことだが、生命に関わるような問題を別にすれば、人前で叱責するのは違法行為であるパワハラに該当する場合があったり、会社や社員個人への反感を生む直接的な原因になったり、デメリットの方が圧倒的に多い。大抵は、叱っている側の自己満足でしかない。

日本は仕事や生活の価値観が世界の標準からは少しずれているところがあるが、欧米などの先進国では人前で叱るのはパワハラや違法行為として扱われるという認識は多くの人が持つし、東南アジアなどの国では人前で人格を傷つける行為はタブーとされている。

それらの国では人前で叱責した人物をチームのメンバー総員で夜道で襲いかかるくらいのことは当たり前・・・かどうかはわからないが、人としてやってはいけないことなのである。

だが、派遣のしか威張れないような日本のクズ正社員は、グローバルな価値観など持ち合わせていないので平気で威張り散らしたり、人前で叱責したりするのだ。本当に救いようがない人物のためにウンザリしてしまう。

対処法は録音したり、派遣会社に相談すること

以上のようにクズ正社員の言動は時として、違法行為であるパワハラに該当したり、人格を深く傷付ける行為であることが多い。

そんなクズ正社員とは関わらない方がよいが、派遣社員である以上は避けて通れない存在とも言える。

もし、あなたがクズ正社員からの心無い言動に今悩んでいるとしたら、手軽に始められるのは浴びせられる言動をスマホの録音アプリなどで録音しておくことだろう。いざというと、パワハラを受けた証拠になる。定型パターンとして派遣先企業の上司とかに相談しても「本人はそんなこと言ってないと言っている」とか抜かすので、録音を聞かせてやればよい。身を守るための行為だ。

また、運よくまともな派遣会社に在籍している場合に限るが、パワハラはれっきとした違法行為であることも多いので、理不尽なクズ正社員の言動は訴える価値がある。改善される可能性と実感として良くて2%程度で、98%は改善されることはないものの、契約期間を短くして貰ったり、そのクズ正社員に何らかの指導が行われたりする場合がある。

まとめ クズ正社員とは関わらない方がよい

今回は実際にあったケースをもとに解説したが、言うまでもない事項として、最良なのはクズ正社員の相手をしなければならない派遣先とは早急に別れを告げることだ。

困ったことに、この手のクズ正社員は顔合わせや事前面接など上司がいる前ではペコペコしているタイプが多いために、クズ過すぎる人格破綻者であることを見抜けないことが多い。二重人格だったり、何らかの精神病を患っていることも多い。

実際にいたクズ正社員は一日中、パソコンに向かってブツブツ話しかけながら仕事をしているタイプだった。うるさくて気が散るので仕方がなかったが、本人は話しかけている自覚もないようだった。

あくまで一例なものの、かなり問題を抱えているクズ正社員の相手をしなければならないケースは全国に数多く存在するだろう。決して、あなただけの問題ではないので、そこは安心してほしい(安心していいのか? という問題は残るが)。