登録してもマイページ機能がない派遣会社は地雷原である説

せっかく登録したはいいが、立派な自社製の求人検索サイトは存在する一方でマイページ機能がない派遣会社というのがある。

中小派遣会社だと当たり前のようにマイページ機能がないことは意外と多く、WebやIT職種専門の派遣会社の中にはマイページ機能がない派遣会社が結構ある。

派遣会社のサイトにはマイページ機能が必要な理由

マイページとは、ログインして自分で経歴や登録情報を管理したり、求人の応募状況や、各種の手続き、派遣会社との手続き等のやり取りを行ったりする機能のこと。

これがないと、それらの情報を自分で必要な時に参照できないし、求人に応募する際に自分の情報を紐づけることができない。

派遣会社のサイトに限らず、企業が運営している会員登録するようなサイトだと、まず存在するのが普通。

但し、マイページ機能を実装するには個人情報を扱うこともあり、それなりのスキルや経験を持ったエンジニアや開発会社に依頼する必要があり、また定期的なメンテナンスや保守費用がかかるものと思われる。

つまり、マイページ機能の有無は単純な話に分解すれば、登録スタッフの使い勝手のために予算を割いているかどうかである。

マイページ機能がないとこんなに不便

単に情報を提供するだけのサイトだったらマイページ機能は必要ないが、派遣会社のサイトのように求人を検索して応募するといった機能があるならば、マイページ機能は実装していないと中身の入っていないモナカアイスみたいなものである。

外側だけで食べてみてビックリ!

だけど、そんなビックリするような派遣会社は意外と多かったりする。

大手派遣会社の分類されるような所だと少ないが、大手に分類される所でも応募のたびに氏名など個人情報各種を延々と10項目くらいを手入力しないとならないところがある。

有名所で例を挙げると、某なんとかサービスのエンジニア向け求人サイトがマイページもなくて、毎回手入力する方式なのは笑ってしまう。

ゲーム関連やエンタメ関連企業を多く扱う中小派遣会社もこの方式。

何を思ってモナカにアイスを入れ忘れたのだろうか。

マイページ機能がない派遣会社はレベルが低いのが普通

その分野の専門職を経験していると求人内容を少しみただけで「適当に書いているな」とすぐわかる場合がある。

例えば、Web系の仕事で「コーディングはメモ帳で行っています」などと某派遣会社の求人には書かれているが、メモ帳とはWindowsに付属する最低限の日本語のメモを読み書きする簡易的なソフトのこと。

Web系の仕事で絶対に必要になる文字コードの管理や、制作効率を上げる最低限の機能も搭載されていないので、まず以って業務で使うとは考えられない。

Webの世界はオープンなので無料で使える高機能なエディタはいくらでもあるからメモ帳を使うことはあり得ないと考えられるが、マイページ機能もないような派遣会社だと適当な求人内容で人を募集することは日常茶飯事なのだろう。

そんなところでは働いてからトラブルになる可能性が高いので、見えている地雷とも言えるけども、利用者側に地雷を見抜くスキルが求められるとも言える。

実際、マイページ機能がない某社で昔勤めた時は、働き出したら残業なしの条件であるはずが定時以降じゃないと手を付けられない業務が毎日必ずあって、定時で帰ることは絶対に不可能。勤務条件すらデタラメだったのだ。

経験上、ユーザーの利便性を考えずにマイページ機能がない派遣会社は、そこら中に地雷が埋まっている可能性が高いと考えて避けるのが無難だ。