バラバラな職種や業界経験も時には評価されることもある

派遣で働いていると長〜い仕事人生に対して、それぞれがとても短い契約期間のために様々な細切れの経歴ができてしまう。一貫性のある職種や業界にすんなり転職し続けられるとも限らず、段々と一貫性のない経歴になってしまうことも少なくない。

一貫性がない職種や業界経験は転職に不利になりそうに思われるが、逆に様々な経験が意外にも評価される場合もあるという話をしたい。

すべては人材を探している会社次第

例えば、直近の数年では事務系の仕事をやっていて、次も当然に事務系を探していたとしよう。例えばの話なので、他の職種に置き換えて考えて貰っても構わない。

現実問題、人気のある職種や業界は書類選考が通りにくいことが多い。国が職業訓練とか教育訓練とかで補助金ありで養成しているような「流行り」の職種なんかは、数年であっという間に人余りになってしまう場合もある。詳しくは言及しないが、IT系の某職種なんかは避けた方が無難。

話を戻すと、特に派遣の場合は少数の派遣会社だけを使っていると、目の前がすぐに八方塞がりになることもある。最初の登録が古かったり、正当な理由だろうと過去に紹介を断ったことがあったりすると、いくら応募しても機械的に撥ねられることも多い。面談にたどり着かないどころか、人間が書類選考しているのかも怪しい。いや、多分していない。

そんな状況でもめげずに応募を続けていると、当初の応募職種や希望職種とは全然違う職種で声がかかることもあるのだ。

バラバラな職種も組み合わせ次第で有利に

味噌汁は違う種類の出汁を掛け合わせることで旨味が増す。それと同じようなことが経歴にも言える。

派遣会社は実質的な最初の書類選考をするが、派遣先が経歴を見て応募のあった事務系職種だけでなく、ずっと以前に販売の仕事をやっていたとか、マーケティングの経験もあるだとかに着目する場合がある。

一見するとバラバラに思える複数職種の経験は、組み合わせ次第で強力な武器になることもあるのだ。

つまり、必ずしも直近の職種だけがアピールポイントではない。

こうした派遣先の隠れた求人は、派遣会社の求人内容からは読み取れない。一般公開されていないオファーは他の応募者がいないため、他社競合もなく、優先的に採用されることが多い。

まとめ 直近の経歴だけが全てじゃない

過去の関係なさそうな経験が採用の決め手になることもある。

派遣の場合は即戦力が求められるので、どうしても直近の経歴に目が行きがちだけど、過去の関係なさそうな経験がものを言うこともあるのだ。

過去の経歴もしっかりアピールできるように、派遣会社の経歴欄は古いものもしっかり記載するに越したことはない?!