【Q&A】よくネットでブラック企業と書かれている企業は本当にブラック?
質問
よくネットでブラックと書かれている企業は本当にブラックなのでしょうか?
大手企業でもパワハラや過労死などの事件がニュースで取り上げられたり、クチコミサイトでもブラックとよく書かれている会社があります。
派遣で紹介されそうなのですが、クチコミを見て不安になっています。
回答
ネットで複数件のブラックだという口コミは99%、いや筆者の経験上から言えば100%の確率でブラックである可能性が高いです。
過去にブラックとよく書かれている大手メーカー系のグループ会社Fに派遣で勤めた時は、管理職はもちろん、派遣の担当者となる一般平社員にまで高圧的で奴隷のような非人間的な扱いを受けました。
安い時給で2か月ほどの短期業務なのに初日でロクに研修もないのにベテラン並みのスピードと正確性を求められたりと、すべてにおいて割に合わないブラックと感じました。
色々、当初の話と違うので派遣会社と話しをつけて、1か月分ほど休業手当だけ貰って早々に退職させて貰いました。
別の総合電機メーカーH社もブラックとよく書かれていますが、こちらも派遣で勤めた際には見事に上から下っ端まで高圧的で今考えるとコントに思えるほどに滑稽なやり取りが多くて神経を無駄にすり減らされました。
リモート勤務でしたが、毎日、ミーティングがあり、これがウザいのなんの。
業務の進捗を共有するまではいいものの、アイスブレイクと称して、くだらない雑談タイムがあるのは笑えました。
最初こそ、よい取り組みだと思ったものの、日本の伝統的な古い体質の大手企業にサルのような思考回路でぶら下がっているだけの人間が話す雑談なんて下らなすぎるわけで、吐き気を覚えました。やれ休日は街に出かけた、何を食べたとか下らなすぎるもほどがあります。
せめて業務にプラスになることや業界の話題とかにすればよいものの、毎日毎日、担当社員の下らない雑談を10分以上も聞くのは辛過ぎました。
また、ここは派遣会社のタイムカードとは別に、派遣先でもタイムカード入力させられるものの、作業ごとに訳の分からない独自コードのようなものが割り振られていて、どの作業を何時間行ったかなど、非人間的な労務管理が特徴でした。
日本企業にはありがちですが、上層部は保守的で安泰な立場であり、現場の主任クラスが実務を担っていて、派遣を奴隷のように扱う典型的なブラックでした。
ブラック派遣先に共通するのは、驚くことに下っ端の新入社員レベルでも派遣に威張ることで、勤めることに何のメリットもなく、パワハラ相談窓口も結局は会社側を守るために存在しているので何の解決にもならないのが現実。
ブラック企業に派遣されてしまったら、派遣会社や派遣先に落ち度があれば休業手当や有給など貰えるものは全て貰ってから早々に退職できる道を探したほうがよいです。