最近は派遣会社の営業マンは半年契約の使い捨て契約社員が主流になりつつある

派遣社員がほとんど100%に近い確率で使い捨て要員であることは世間的にもよく知られているが、実はそんな派遣社員に仕事を紹介する立場の営業マンも最近は使い捨てなのである。

日本で5本、いや3本の指に入るくらいの某大手派遣会社では、マネージャー以外は半年更新の契約社員として雇われているのだ。

他の大手派遣会社はどうだか知らないが、高度なスキルを必要とせず、むしろ最低限の日本語の読み書きができればOKという職種の人件費を削減するという意味では、正社員から使い捨ての契約社員に置き換えていくのは経営的に有利であることから、だんだんと派遣会社の営業マンは使捨て契約社員が主流になっていく可能性がある。

使い捨てだから営業のクオリティが低いのも納得いく

実際のところ、契約社員として雇われている営業マンは概してクオリティが低い。

実際に営業が契約社員という派遣会社を利用していたことがあるが、前職がフリーターや売れないバンドマンというケースは多く、メールに顔文字を使っていたり、敬語が使えないのは当たり前で、変な若者言葉のような日本語を使うやつもいた。

そもそも問題で、派遣会社の営業マンというのは特別に業界知識や専門知識を求められることがないので未経験OKで募集していることが多い。

そんな知性も技能もない人間でも一人前に他人様に「仕事を紹介してやってるんだぞ」という偉そうな態度を取れるものだから、一定の人気があるのだろう。

こんなインスタントに他人様に偉そうぶれる仕事というのは世の中に早々ない。

もちろん、人材派遣のビジネスにえいては、派遣先のみならず、派遣スタッフも「お客様」なのだが、敬語の一つも使えない勘違い営業マンも少なくはない。

初対面のお客様にタメ口を聞いたり、偉そうな高飛車な態度をとれる営業なんて、人材派遣の営業くらいしか存在しないだろう。

どんどん非正規化が進む人材派遣の現場

派遣社員自体がいわゆる非正規労働者だが、その周辺人物の非正規が進んでいる。

派遣の仕事を紹介される場合、いわゆる事前面接が行われることが多い。法律では禁止されているが、謎の理論で自己正当化し、上場している大手派遣会社でも堂々と行われている。

その派遣の事前面接では派遣会社の営業マンが同行するのだけど、大抵の場合、応募者を猛烈にアピールしてくれるわけでもなく「ただいるだけ」のことが多い。逆に「なんでこいついるの?」と思うくらい、無能の産物として存在している場合すらある。

だから、事前面接に出向いたら応募者が自分で自己紹介したり、アホみたいな派遣先社員をヨイショしながらアピールしないとならない。事前面辣においては営業マンはアピールの上では役に立たない存在なので、最近は事前面接に同行するだけの時短勤務のパートタイマーが雇われているという。

社内選考の連絡をする人間も非正規だし、派遣社員の周りは偉そうにしているだけで役立たずで責任ゼロの人間ばかりなのだ。

いざという時はがっちり派遣社員を責任持って守ってくれる・・・そんな人間は剤年長に派遣会社には存在していない。何かトラブルがあっても派遣先様様で、派遣社員はゴミみたいな扱いしなされないのは、営業マン自身が非正規の使い捨てというのも一因であることは想像に難くない。