大手派遣会社の内容薄っぺらの求人内容を読み解くコツ

画像はイメージ。派遣の求人票よりはハローワークの求人票の方がよっぽどマシ。

大手派遣会社で仕事を探したことがある人は経験があると思う。

大手派遣会社の求人内容というのは、押しなべて内容がぺらっぺらに薄いのである!!

薄いだけだったらまだいいが、そんな求人に応募して話を進めてしまうと実際に応募者に損害が出てしまうケースを紹介しよう。

内容が薄い=まともに調整できていないと思え

本当に派遣先企業から業務内容とかヒアリング出来ているのか? と思いたくなるくらいに薄い求人内容も多いが、そのレベルにぺらっぺらの場合、実際にまともにヒアリングできていないケースもある。

例えば、こんな求人を見たときにどう思うだろうか?

・大手で安心、在宅勤務も週2~4日相談可能☆
・残業月10時間以内でプライベートも充実(^_-)
・通勤3路線利用可能で通いやすい立地
・〇〇の業務経験があればOK!

これは実際の某大手派遣会社の求人を参考にして作ったものだが、実際の業務内容などが全然見えてこない。しかし、本当にこの程度の求人内容で仕事を紹介したり、顔合わせをセッティングしてくるのが平均的な大手派遣会社なのである。

では、なぜこのような薄すぎる求人が蔓延るのかというと、何のことはない、営業担当者も仕事内容を理解していないために求人内容を書きようがないのだ。

ヒアリングの結果、仕事がなくなることも

営業担当者は顔合わせの場で応募者と一緒に仕事内容をヒアリングするつもりでいることもある。

「電話では担当者と喋ったけど、会うのは初めて」とかいう営業マンの場合は要注意だ。

そんなの事前にやっておけよと言いたくもなるが、よくよく詳細な仕事内容をヒアリングした結果、業務内容が広すぎたり、内容が決まっていなかったり、勤務時間の変動が大きかったりする場合に、派遣業務として契約することができないと派遣会社が判断した場合、案件がなくなったり、先送りになってしまうのである。

初めて派遣で募集する派遣先企業は注意

派遣の場合、注意しなければならない派遣先だらけだが、特に注意が必要なのは初めて派遣で募集するという会社である。

前任の派遣社員との交代だったり、大手企業などで同じ部署に同じ派遣会社の派遣社員がいたりすれば、比較的、安心できると言える。

なぜなら、ある程度は派遣のシステムを理解しているはずだし、大きく問題になるレベルのことはすでに爆発、露呈して解決している場合が多いからだ。自らが人柱にならずに済むのである。

その反面、初めて派遣を使うという派遣先だと、ありとあらゆるトラブルに遭遇すると思ってよい。

派遣社員をプロフェッショナルに仕事をこなす天才とかスーパーマンだと思っていたりするのは序の口で、契約期間や勤務時間を勝手に変えてきたり、下請け業者だと思って見下しきたりする場合もある。

初めて派遣を使うかどうか「前任の派遣はいるのか?」とか「派遣社員を採用したことはあるか?」と聞けばすぐにわかることなので、地雷回避のために必ず派遣会社か派遣先に質問しておこう。

悪いことは言わないが、今どき初めて派遣を使うような会社は初心者にとっても派遣に慣れている人にとってもリスクが高すぎるから除外すべきだ。