「従業員数」に「非正規を含む」と書いている会社はブラック確定に思えてしまう理由

よく良さげに思える会社なんかでも、会社概要のページをチラっと見ると「従業員数」に「非正規、アルバイトを含む」と書いていたりすることがある。

アルバイトは直雇用だから、あんたらが雇っているからまだ話がわかるものの、そこに書いてある「非正規」っていうのは、つまり派遣社員のことだよね? とか思うと、どんだけ見栄っ張りのブラック企業なのかよ、水増ししすぎだよwww と思わざるを得なかったりする。

そもそも雇用しているのは派遣会社

何をもって従業員と定義するかによって変わってくるのは重々承知している。

人事系のサイトで定義を調べてみると「雇用契約を結んでいる人」とされていることがほとんど。辞書で調べても「雇われて業務をしている人」というような定義になっている。

それを考えると派遣社員が雇用契約をしているのは派遣会社であって、派遣先で業務をしていようと派遣先に雇用されているわけではないから、従業員数に非正規(要するに派遣社員)を含めて書くのは世の中の常識を逸脱していると勘ぐってしまうのだ。

アルバイトを含めて表記するのも微妙

アルバイトと言っても色々あるけども、正社員などになるための一定の研修期間的に行っているアルバイトなら含めてもいい気も少しはしたが、本人の意思や会社の業績や偉い人の気持ち次第で非常に不確定要素が大きい。契約社員も契約期間単位の調整弁みたいな要素があるから似たようなものである。

したがって、従業員数にアルバイトや契約社員を含めてしまうのは水増しに思えてしまう。

正社員の人数だけで書けば問題なし

実際は正社員も使い捨て要員でしかない場合が多いけども、建前としては定年退職か会社が潰れるまで一心同体(この言葉も奴隷チックだ)であるわけだから、正社員だけで堂々と従業員数を書けばいいのではないかと思う。

いや、派遣社員やアルバイトなど低コストで実務を回している会社だったら、正社員だけにしたら極端に人数が少なくなってしまう場合も少なくないか。大手でもブロアの半分以上は派遣社員ってところもあるし、コールセンターなんかは8割以上が派遣社員だったりするからね。

つまり、「非正規含む」と書いてあるところは、実際のところ派遣ばっかりだから水増しするしかないって深読みするのがよさそうかも(?)。