昇進のためなら派遣も上司も利用する正社員のイカれた頭ん中

どこの会社にも派遣社員を“人”ではなく“昇進のための道具”として扱う正社員が一定数存在する。

彼らは業務を押しつけるが、成果だけを持っていく。昇進のためなら異性の既婚上司と恋仲になることすら躊躇しないタイプもいる。

そして、困ったことに彼らは実際に昇進してしまうから、人間の風上にも置けない存在だ。倫理よりも評価、誠実さよりも出世。そのロジックを解剖していく。

派遣は“使える資源”という発想

彼らにとって派遣社員は、同僚ではなく単なる“昇進のための道具”だ。

派遣には昇進に関わらない面倒な仕事を押しつけることで自分の時間を空け、上司へのアピール度が高い仕事や社内政治に集中できる。派遣が疲弊しようが、上司への印象が第一である。この“痛みの非対称性”が、彼らの行動を加速させる。

彼らの視界には、派遣社員は人として映っていない。映っているのは上司だけであり、評価者だけだ。そのため、派遣に無茶をさせても心が痛まない。派遣の負担よりも、上司の機嫌のほうが重要。派遣の存在よりも、上司の評価にこそ価値がある。この思考ロジックが派遣を道具扱いする根本原因だ。

「昇進のためなら何でもする」という確信犯的な価値観

この手の正社員は、昇進を“人生の正義”と捉えている。

異性の既婚上司と恋仲になることすら、彼らにとっては“戦略”でしかない。倫理的な問題よりも、評価こそが重要だと本気で信じている。そして、実際に昇進してしまうため、「自分のやり方は正しい」という確信が強化される。成功体験が倫理観を上書きしていく。

「出世がすべて」という危険な成功哲学

彼らは出世さえすれば、その過程は問われないと信じている。

実際、社内政治に強い人間が昇進し、誠実な人間が埋もれるケースは世の中では珍しくない。その現実が彼らの哲学を補強する。結果として、派遣を使い捨てる、上司に媚びる、倫理を踏み越えるといった行動が“合理的な戦略”として成立してしまう。

派遣先の構造が生む魔物

派遣を道具扱いし、昇進のためなら何でもする正社員は、個人の問題ではなく“構造が生む魔物”だ。

成果主義と社内政治が混ざり合う環境では、誠実さよりも使えるものは何でも使う人間が勝つことがある。だが、その勝利は組織の腐敗でもある。派遣社員は、こうした人間のロジックを理解しつつ、距離を取り、巻き込まれないことが重要だ。

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