派遣先の正社員より有能な派遣社員は『ドラえもんズ』のように存在ごと抹消されてしまう現実

ドラえもんズとは、かつて『ドラえもん』に登場したドラえもんと同型のネコ型ロボット達のことであり、ドラえもんを含めて計7体で構成されるチームである。

活躍したのは1996年~2002年頃で、かつては『ドラえもん』のゲーム作品やアニメ映画などに多数登場したが、現在では公式サイトからも存在が抹消されていたり、動画配信サイトでもドラえもんズが登場する映画は配信されていないという、冷遇を超えた極刑とも言える対応となっている。

なぜこうした状況になっているのか。個人的な意見も含めて、派遣の職場と状況を被せながら推察していきたい。

ドラえもんより何倍も有能なドラえもんズたち

ドラえもんは主人公でありながら、四次元ポケットの秘密道具を別にすれば、これといったスキルはないのが実情。派遣の職場で言えば、長くいるだけの社歴の長い古株社員といったところだろう。

しかし、ドラえもんズたちは違う。

ドラえもんと同じネコ型ロボットであり、同じロボット養成学校を出ているものの、空気砲の名人であるドラ・ザ・キッド、カンフーの達人である王(ワン)ドラ、オオカミに変身するスキルがあるドラニコフ、怪力でヒラリマントのスキルを持つエル・マタドーラなど、それぞれがその道のプロと言えるほどの専門スキルを持っているのだ。

ドラえもんズが公式から抹消された理由

これといったスキルのない古株社員のドラえもんに対して、優秀な専門スキルを持つ派遣社員とも言えるのがドラえもんズたちである。

有能すぎるが故に主人公であるドラえもんの顔を潰しかねない・・・という判断がなされて存在が抹消されたという説が有力だ。

ドラえもんの映画作品では悪役との対決シーンが描かれることがあるが、ドラえもんズたちが普通に持っているスキルを使えば、ドラえもん不要で簡単に勝負がついてしまうのだ。

ファンの間でもドラえもんズたちが登場する作品でのドラえもんの存在価値については疑問符がついていたというから、圧倒的なスキルの違いによってドラえもんの顔を潰しかねないという判断に至ったのであろう。

2005年にドラえもんのアニメ作品は声優陣が変わってリニューアルされたが、この時点でドラえもんズは一切存在しなかったものとして、歴史から完全抹消されてしまった。

有能じゃないと派遣社員になれないが有能すぎると抹消される

ドラえもんズと同じことは派遣社員にも言える。

一般的に派遣社員は即戦力があったり、有能なスキルがなければ派遣先を紹介されなかったりと、有能でなければ派遣の仕事にありつくことは難しい。

しかし、その一方で派遣先の正社員よりも有能だと、ドラえもんズのごとく、存在を抹消されてしまう恐れがある。

これは老舗の大手企業や、各種団体、なんとか法人などの名称を持つ組織で特に多い。

その手の組織は仕事ができなくても滅多なことではリストラされないので、古株社員などは時流に合わせたスキルなんて全く持っていないことが多い。

だが、短期間で職場を渡り歩かないとならない派遣社員は時流に合わせた最新スキルを持っている。しかし、だからと言って下手にスキルを見せびらかすと、古株社員の逆鱗に触れてしまうことになりかねないのだ。

スキルを求められる一方で、何のスキルもない社員の顔を立てないと生き残れないという、牢獄のような職場生活が派遣社員には求められるのである。

大手老舗企業や各種団体、なんとか法人などという組織においては、ドラえもんズと同じように高スキルな派遣社員は抹消されるケースは少なくないと思うので、そのような組織で働く予定のある人や、現に働いている人は注意しなくてはならない。

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