派遣の顔合わせで上層の管理職が喋り倒す派遣先は構造が破綻しているブラック企業

派遣の顔合わせは、現場で働く人間と直接やり取りするための場である。
ところが、そこに複数人が出てきて、実際に現場で指揮命令をする人間ではなく「上の方の管理職」がほとんど喋っている場合、経験から言えば、すでにブラック確定だ。現場と上層部の意思疎通ができておらず、人間関係も歪んでいることが明らかである。
目次
本来の顔合わせの意味
派遣社員にとって顔合わせは「指揮命令者がどんな人間なのか」を確認する重要な場だ。声のトーンや表情、会話のキャッチボールのしやすさ、スキルや知識の保有具合、自分との相性など、指揮命令者として問題ないかを短時間のうちに判断しなくてはならない。
指揮命令者が業務内容や現場の状況を説明するのが筋であるが、普段は現場にはおらず、ふんぞり返って奥の席でエクセルをやっているだけの上層管理職が主導して喋り倒す場合、現場の権限が弱く、組織が腐敗していることを示している。
ちなみに、実務上の指揮命令者や上司が顔合わせに出てこなくて、契約上の責任者や人事しかいない場合も時々あるが、これは論じるまでもなく完全にブラックである。
上層部の演出と現場の沈黙
上層部が顔合わせで延々と話すのは「権威の演出」である。
彼らは立派な言葉で会社の理念や方針を語るが、実際の業務に直結する情報はほとんど出てこない。現場の話になっても、現実を無視した理想論だけを話す。指揮命令者は横に座っているだけで、発言権を奪われている。この構図は、現場と上層部の間に深い断絶があることを示している。
意思疎通の欠落が生むブラック構造
現場と上層部の意思疎通が欠落している職場では、必ず人間関係が歪む。
上層部は「理念」を語り、現場は「混乱」に直面し、派遣社員は即座に犠牲者と化す。指示系統は曖昧になり、誰に従えばいいのか分からない状況が常態化するのだ。これは典型的なブラック構造である。
経験則が示す「ブラック確定」の兆候
私の過去の経験から言えるのは、こうした顔合わせの場で「上層管理職が喋り倒す」職場は例外なくブラックだったということだ。
現場の責任者が沈黙している時点で、組織の内部は機能不全に陥っている。派遣社員は孤立し、摩耗し、やがて短期間で離脱する。
人間関係の歪みは顔合わせの段階で見抜くことができる。現場と上層部の意思疎通が欠落し、人間関係も歪んでいる。そこにあるのは「ここは働く価値がない」という経験則であり、ブラックを見抜くサインである。
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