そのブラック企業、スマホで簡単に労基にチクれるって知ってた? 国が作った「チクりフォーム」紹介

ブラック企業に当たると、よく言われるのが「労基署に行け」という軽い言葉。

しかし、現実問題として労働基準監督署は基本的に平日昼間しかやっていない。辺鄙な場所にあることが多いし、普通に働いている人が、わざわざブラック企業のために労基署へ行くのはなかなか大変だ。

そこで登場するのが、厚生労働省の『労働基準関係情報メール窓口』である。これは労働基準法などの違反が疑われる企業の情報を送るための国公式のメールフォームで、送られた内容は労働基準監督署や労働局が監督業務の参考にする仕組みになっている。

要するに、ブラック企業の情報を国に送れる「お手軽チクリフォーム」なのだ。

わざわざ労基署に行かなくてもOK

このフォームのいいところは、とにかく手軽なこと。スマホでもPCでも送信できるので、通勤中でも帰宅後でも、ブラック企業の昼休みでも、思いついたときにサッと送れる。

昼間に労基署へ行く時間がない人でも、違法な働かせ方をしている会社の情報を気軽に送れるわけだ。ブラック企業の実態は内部の人しか知らないことも多いので、こういう窓口はかなり実用的だ。

偽装請負や派遣法違反のチクリにも使える

この窓口は労働関係法令の違反情報を受け付けている。

つまり、ブラック企業の典型パターンも普通に対象になる。残業代未払い、長時間労働、最低賃金違反などはもちろん、派遣法違反や偽装請負、偽装派遣といったケースも報告できる。派遣社員なのに外部業者から直接指示されるとか、派遣なのに請負みたいに完成責任を押し付けられるとか、そういう「それ完全にアウトでは?」という働かせ方も、そのまま書いて送ればいい。

匿名もOK、入力は最大2000文字のシンプル通報

フォームはかなりシンプルで、本文は最大2000文字。匿名で送信することも可能。

ファイル添付はできないが、会社名や所在地、どんな違反があるのかを書けば送信できる。送られた情報は、労働基準監督署が調査や監督の対象を検討する際の参考材料とされる。

ブラック企業はスマホでサクッとチクろう

労働法違反はただの社内トラブルではなく、普通に法律違反だ。

そして国のほうも「怪しい会社の情報があれば送ってほしい」という窓口を用意している。昼間に労基署へ行くのが難しくても問題ない。そのスマホやPCからサクッと送れるのだから。

もうブラック企業に遠慮する必要はない。見つけたら、とりあえず国にチクっておけばいい。話はそれからだ。

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