会社名が非公開の派遣求人は「最寄り駅×業種」で検索すると8割くらいは簡単に特定できる

派遣求人は派遣先の会社名が非公開のことが多いが、実は「最寄り駅×業種」で検索すると、派遣先はかなりの確率で特定できる。

特に、ニッチな業種で「〇駅から徒歩〇分」などと書かれている場合は、検索すれば一瞬で特定できることが多い。

派遣会社は派遣先名を隠せているつもり

高層ビルが密集して立ち並ぶ東京の大手町などを別にすれば、本当に「最寄り駅×業種」で検索するだけで特定できることが多いのに、なぜわざわざ会社名を伏せるのか不思議にさえ思える。

派遣会社や派遣先はライバル企業や関係者に知られないようにするために、求人では派遣先名を伏せているのが通例だが、実際にはネット検索を少し工夫するだけで、実態が丸見えになるのが現実だ。

そして、求職者にとって最も重要なのは、会社名がわかった瞬間に「え、ここだったの?」と一気にテンションが下がることが多いということだ。

会社名が不明な時だけ期待してしまう心理

会社名が伏せられていても、「全国に取引先多数」「社会に役立つサービスを提供」「駅チカ」「リモートOK」「時短OK」など、条件だけを見ると「もうなんだか凄く良さそうな会社」に思えてしまうことがある。

特に社会貢献っぽい業種だと、勝手に「堅実で真面目な企業なんだろう」と想像してしまう。

会社名を知った瞬間に現実が襲ってくる

会社名が伏せられているという不自由さは、想像を膨らませてしまう原因となる場合がある。

実態が見えないからこそ、脳内で勝手に理想の会社像を作り上げてしまうのだ。求人の柔らかい言葉だけを見て、「きっと働きやすい環境なんだろう」「派遣社員にも理解がある会社なんだろう」と期待してしまう。

ところが、前述の方法でいざ会社名を特定してしまうと、そこには想像していたものとは全く違う現実が待っている。

サイトは10年どころか20年以上前かと思うほど古くてダサく、役員紹介の空気は妙に重く、口コミを見れば迷惑電話の常連として名前が挙がっている。そんな落差に直面すると、「ああ、これは無理だ」と一瞬で冷めてしまう。

非公開求人は期待値だけが先に走る仕組み

会社名が不明な時だけすぐにエントリーしたくなるほど期待してしまうのは、人が未知に弱い存在だからだ。情報が欠けていると、勝手に良い方向へ補完してしまう。派遣求人の非公開マジックは、まさにこの心理を突いている。

派遣会社が派遣先名を伏せる真意は不明。ただ、派遣先名を伏せたまま条件だけを並べると、求人が何倍も魅力的に見えるのは事実だ。

その結果、求職者は勝手に理想を描き、勝手に期待し、勝手にテンションが上がる。しかし、派遣先の会社名がわかった瞬間、その期待は現実に引き戻される。ああ、これは無理だな、応募辞めようと冷静になるのは、むしろ自然な反応だ。

圧倒的にいつでも派遣求人を出しっぱなしのブラック企業は派遣先名を公開していることが多いけれど、どうせ非公開にしても検索すればすぐわかるし、検索する時間の無駄だから、最初から会社名を出しておいてね、と言いたくもなる。

応募前に派遣先名を調べるのが重要な理由

会社名がわかると、派遣先の空気や文化、価値観、クチコミが応募前に全部見放題になる。

営業㋷押し売り文句や美辞麗句ばかりの求人内容では見えない真実の姿が露わになり、本当に応募すべきかどうかがはっきりする。

そして多くの場合、その答えはNOになる。実際、会社名を調べたら迷惑電話のクチコミが大量に出てきたりして、「ああ、これは完全にアウトだ」「さっさと忘れよう」と悟るケースは多い。世間から迷惑がられている派遣先が、派遣社員を丁寧に扱う可能性はゼロだからだ。

会社名がわからない時はワクワクするのに、調べた瞬間に辞退したくなる。これはもう、派遣求人の宿命みたいなものだ。

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