株式会社TKS(東京都豊島区、Web制作会社)の評判、口コミ

同社公式サイトより。Web制作会社は本業だけに凝った作りのサイトが多いが…

東京都豊島区に事業所がある社員10人前後の零細Web制作会社。

会社規模が小さいこともあって派遣先として紹介される機会は少ないと思われるものの、中小零細の派遣先にありがちな典型的なブラック要素を網羅しているため、ありがちなケーススタディとして地雷回避の教材的に紹介するので学んで頂きたいと思う。

同じ社名や略称を持つ会社に注意

有名企業でもないのにアルファベット3文字の時点で警戒しないとならないが、同じTKSという略称を持つ会社として東京機械製作所(東証一部上場、銘柄コード6335)という大手の印刷機械メーカーがあるが、零細Web制作会社のTKSとは何の関係もないので注意。

派遣会社によっては電話で唐突に会社名だけ告げて「応募しませんか?」などと言ってくる場合があり、応募するかしないかを即断で決めないとならない場合がある。「TKS」でググったりすると「東京機械製作所」が上位表示されるため、大手企業ならぜひ・・・と思って応募してしまい、あとで全然関係ない企業であることに気づいても手遅れだ。

ITやWeb系の会社にはこうしたアルファベットだけの会社が多いし、応募する前にじっくり調べないとならない。派遣会社から電話で紹介された場合も社員数や会社の沿革、取引先10社くらいと直近5年くらいの業績を説明して貰ってから、応募を判断しても遅くはないのである。

もっとも、零細制作会社みたいな非上場企業だと業績が公開されていないのでわかりようがないし、派遣会社の紹介担当者も派遣先のことなんかわかっちゃいないのだが。

中小零細にありがちなガセテレワーク

大手企業だとコロナ渦に関係なく、出社せずに自宅で勤務できるITやWeb系などの職種は元々テレワークを実施していた。

従業員にとってはライフワークバランス的にメリットがあるし、企業にしてもオフィスをフリーアドレスにしたり効率的に運用できるメリットがあるからである。出社しないと何も始まらないようでは昭和の産物でしかない。

TKSの場合は自宅で勤務しても支障がない職種であったが、コロナ渦によってテレワークを急遽取り入れたタイプ。国が中小企業向けに実施したテレワーク用のノートPC購入予算を補助するというやつで買ったノートPCである。制作会社だからMacBookやクリエーター仕様の高スペックWindowsノートPCが支給されたりはしない。事務用レベルの補助金で買える安いノートPXである。

チャットツールは広告が出まくる無料版

テレワークで使うコミュニケーションアイテムとしては、正社員ですら営業系などの職種を除けば会社から業務用スマホが支給されていない。チャットツールは「ChatWork」という個人的には聞いたことがなかったが中小企業向けというツール。有料プランもあるが、機能の制限があって広告がバリバリ出てくる無料版を使うのが基本。

大手企業で一般的に使われているMicrosoftのTeamsなどと違って、このChatworkはすごぶる使い勝手が悪い。運営元のメルマガ的なものがわんさか届くし、Windowsで動作するアプリ版に至っては入力欄がバグったりして使い物にならない。そんなツールで日常の業務のやりとりをするのである。通話機能ももちろんない。

仕事で使う業務用なんだから有料のきちんとしたものを使うのが当たり前・・・と言う考えは中小零細企業では通用しない。無料や補助金で何とかなるものは、全てそれで済ますのが中小零細の派遣先なのだ。

有料のソフトもライセンスに違反しているものがある。制作会社ではデファクトスタンダードとして使われているAdobe Creative Cloudは1人あたり2台のPC(会社のデスクトップとテレワーク用のノートPCなど)へのインストールが認められているものの、1人の契約社名で複数名で使わされることになる。ライセンス違反もあり

VPNやネットワーク環境が酷過ぎて…

Web制作会社というだけあって仕事的にネット回線が使い物にならないとどうしようもないが、業務で必須となるVPNは極端に重くなったり、業務に支障が出る場合が多くストレスが溜まる。

オフィスの回線の物理的な事情だったりするならどうしようもないが、使っているサーバーが個人でもよく使っているレベルの某社だったり経費削減が原因とも言えるものである。

そのうえ、立ち上げ当初から10年以上も在籍している古株のような社員が多いので独特の力関係が働いている。この人たちはサーバーの応答が停止するレベルの負荷のかかる作業を無断で平気に行ったりとタチが悪い。ある意味でテロのような行為をするマナーの悪い社員が多い。事情を知らず、後から入ってきたような人間にはそういったことはわからないので困惑するのみである。

採用する時は良いことしか言わない

仕事のできる優秀な人材が欲しいのは中小零細も大手企業も一緒。

しかし、求職者側からすると普通は待遇やネームバリューのある仕事ができる大手企業で就業したいというのが本音だ。そのため、中小零細企業には大手企業ほどは優秀な人材が応募してくれない。これは正社員の募集であっても派遣社員の募集であっても基本的に同じ。企業のレベルに見合った人材しか応募してくれないし、間違って企業のレベル以上の人材が入って来ても長くはいてくれないのである。

そういう事情もあって、中小零細企業の採用の場、つまり派遣社員の場合で言えば「顔合わせ」や「会社見学」においては良いことしか企業は言わない。良いことばかり言っていると応募者側が警戒してしまうのでデメリットに思えるようなこともオブラードに包んでは言うものの、うまいこと言って採用しようと仕向けてくるので注意が必要だ。

中小零細企業の悪魔の誘い文句としてありがちなフレーズとしては以下のようなものがある。

「うちは少人数だけど大手と違って色々なことに挑戦できる(要はそれぞれの専門人材がいない素人集団)」
「やりたいことや要望があれば何でも言って欲しい(わがままを言うと契約を切られるので注意)」
「何かあれば社長の私に何でも言って欲しい(すべての権限が社長にある独裁国家、奴隷社会)」

これらのキーワードは誘い文句でしかないので信用してはならないし意味のないものなのだ。中小零細企業が大手企業に勝っている部分は、派遣社員から見ると応募者が少ないことによる採用されやすさ以外には何もない。

入ってから手のひら返しされる

甘い誘惑に乗せられて就業を決めてしまった人間に待っているのは、派遣会社と派遣先双方の手のひら返しだ。

派遣社員というのは派遣先のきまぐれでどうされようと文句は言えないのだ。だからこそ、紹介される段階や会社見学では相手が都合のいいことばかり言っていないか一瞬で見抜かないとならない。派遣社員という存在でありながら自由を手に入れることは、ほとんどの人間にとって難しいということだ。

多くの場合、入ってからは会社見学のノリとは随分違うことを感じることだろう。こちらの経験や人間性を全て認め、希望に満ちた未来を描かせのは単なる誘い文句だったのである。

希望があれば色々なことに挑戦できるとは言うものの、聞けば同じ仕事を10年以上やっている正社員ですら色々なことには挑戦できていない。役員などの経営層からすれば、運用や保守を担当しているような人間は見下しているのだという。

中小零細企業に応募する人は肝に銘じてほしいが、社員数が5人だろうと10人だろうと、そこには大企業と同様に序列があって「社会」が成立しているのだ。しかも、非上場の小さい会社は事実として社長や経営層の持ち物なので、派遣社員を含む従業員はコマとして働かされているに過ぎないのである。

人は見かけによらないが制作企業はサイトの見かけ通り

同社の公式サイト(https://tk-sys.co.jp/)を見ると、それなりにWebの仕事をしてきた人からすると何かしら感じるものがあるだろう。

Web制作会社というのはWeb制作を本業とするだけに、一般的には自分たちの技術を見せつけるような最新のデザイントレンドを取り入れたりと豪華な作りになっていることが多い。まさに自社サイト自体が実績見本だったりするのだ。

ところが、同社の場合は最新トレンドでもないし技術的にずば抜けているわけでもないし、むしろ適当に作った感しか感じられない。

人は見かけによらないが、Web制作会社の公式サイトは見かけ通りなのである。その会社の制作見本や技術見本であり、普段の仕事内容を表しているようなものなのだ。オシャレな洋服を売っている店は、やはりその地区のオシャレとされる商業地区にあったり、話題のショッピングモールにあったりするものだ。

Web制作会社にも色々あるが運用や保守メイン

まずWeb制作会社とは、Web制作を本業としていない一般企業や団体などのwebサイト(ホームページとも言う)の制作や運用を請け負っている企業のことだ。

Webサイトは制作したらそれで終わりではなくて、企業のサイトであれば製品情報を入れ替えたり、消費税が上がったりすると価格表記を修正したりする作業が発生する。iPhoneの新機種が出たり、新しいバージョンのOSが出たりすると、それに合わせてwebサイトも技術的に修正しないとならない場合もある。

同社の場合は自分で新しいサイトを作るというよりは、他の制作会社が作ったサイトをより安く「運用、保守」することをメインとして商売している。

当然、元になるサイトを作った制作会社の方がサイトの作りなどが詳細にわかっているので同じ会社で運用や保守した方が良さそうだが、現実には仲違いしたり、料金面で折り合いが付かなかったりして「運用、保守」だけを別会社に頼むというケースも多いのだ。

Web関係に携わったことがある人ならわかると思うが、人様が作ったサイトをいじるのはハッキングにも近い技術が求められることもあるので、高度な技術が求められることも多い。「初心者や独学レベルでも大丈夫」などと甘い文句で釣られようなら、数日でギブアップしてしまうことだろう。

今どきの企業サイトでは当たり前のCMSが使われていることはほとんどなく、仕事としては未だ手打ちの静的なHTMLのサイトがほとんどの人力作業である。

コニカミノルタや二次請け案件ばかり

web制作会社は自社でオウンドメディアECサイトなどを運営してない限り、やる仕事は全て下請け仕事である。「〇〇を今すぐ修正してくれ」、「〇時までに新規ページを作って公開してくれ」、「200ページ全部修正してくれ」などの無理難題をこなすのが仕事である。

Web制作会社によっては、単に制作を請け負うというよりは、その会社のビジネスに突っ込んでコンサルタント的に仕事をしているところもあるだろう。だが、それは凄いWeb制作会社の場合であって、同社のようなサイトの運営や保守を請け負うのをメインとしている場合は作業的なものが日常的な仕事である。

案件としてはコニカミノルタとコニカミノルタの下請け(TKSから見ると二次請け)がほとんど。コニカミノルタはコロナ渦でテレワークが推進された結果、現在のメイン商材であるオフィス用のコピーで稼げなくなり赤字続きであり、TKS以外にもパートナー企業と呼ばれる下請け制作会社がいくつもある。

運用や保守作業だと海外の人件費が安い国の会社に請け負わせても回りそうなものなので、コニカミノルタに契約を切られたらTKSのほとんどの仕事はなくなってしまうのではないだろうか。

なお、派遣会社によっては就業場所がコニカミノルタのオフィスがある浜松町として紹介される場合もあるが、テレワークだろうとテレワークじゃなかろうと浜松町は関係がなかったりする。実際の勤務地を正しく書いて貰いたいものだ。

まとめ 中小零細は派遣で勤めるメリットはない

この企業に限らず全般的に言えることだが、中小零細の派遣先というのは派遣社員として勤めるメリットはない。

なぜなら、このレベルの中小零細企業なら正社員で応募してもそれほど採用難易度が高いわけではないからである。大手企業みたいに年齢や学歴、転職回数で応募や採用の制限が厳しいわけではないし、人材紹介会社からの推薦もいらなければSPIなどの筆記試験や3~4回に渡る面接もないからである。

何らかの事情で2~3カ月の短期間だけ働きたい場合にはメリットもなくはない。派遣としても大手よりライバルが少なくて採用されやすいというのはあるので、長く働くつもりじゃない場合は利用価値も少しはあるだろう。

もっとも、下請け複数企業のWebサイトの運用、保守というのは片手間で2~3カ月やるにしても、とても割の合う仕事ではないのだけど。

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