なぜ派遣営業の実態は「使い捨て労働のブローカー」なのにコンサルタントを名乗るのか

派遣営業は自分のことを「コンサルタント」や「キャリアアドバイザー」となどと名乗りたがるが、実態は応募者のキャリア形成とは無関係な使い捨て労働のブローカーである。

派遣営業の評価指標は稼働人数、更新率、売上という完全に営業側の数字で動いており、応募者の希望やスキルの一貫性は自身の評価項目に含まれない。それでも営業はキャリア支援をしているフリをして応募者に接するため、肩書きと実態の乖離が強烈な違和感として浮かび上がることも珍しくない。

退職理由の深掘りは商品情報の収集作業

営業が退職理由やキャリアの背景を細かく聞くのは、応募者の人生を理解したいからではなく、派遣先に説明するための商品情報を集めたいだけだ。

応募者にとってはセンシティブな話したくない内容でも、営業にとっては「商品を売るための情報」という扱いになる。

それにもかかわらず、営業はコンサルタントやキャリア相談員のような顔でヒアリングを進めるため、応募者は「なぜ派遣営業にそこまで話す必要があるのか」という違和感を抱く。ここにブローカー的実態と、コンサルタント的態度の矛盾が露骨に現れる。

希望と違う案件を押し込みながらキャリア支援を名乗る矛盾

派遣営業は「希望に近くなるように派遣先に交渉します」と言いながら、実際には希望外の働き方を平気で押し込んでくる。

これは営業が無能だからというのもあるが、構造的にそのほうが数字が伸びるからだ。希望に合う大手優良案件は少なく、売上を作るためには希望外でも紹介するのが売り上げにつながる早い。応募者のキャリア育成ではなく、営業自身の売上のために案件が選ばれる仕組みだ。

だが、派遣営業は自分の仕事を応募者のためだと信じている。この矛盾が応募者にとって最大の違和感となる。

営業自身がキャリア支援しているつもりでいる問題

最も厄介なのは、営業自身が「自分は人のキャリアを支援している」と本気で信じていることだ。

実態はノルマ、売上、稼働率、派遣先の機嫌に最適化された行動をしているだけで、応募者のキャリアとは交わっていない。それでも営業はキャリア支援をしているような態度を取り続けるため、応募者の違和感はさらに増幅される。

営業の行動は営業の評価指標に沿った行動だが、応募者のキャリアとは無関係だという事実を営業自身が理解していないことが問題の核心にある。

応募者は営業の都合に巻き込まれないことが重要

営業の売り上げ至上主義に応募者が付き合う必要はない。応募者が守るべきは、自分の時間、自分の選択権、自分のキャリアであり、営業の数字でも営業の自己満足でもない。

応募者は「営業の都合と自分の仕事選びは別物」という前提で動くべきだ。営業の「紹介ごっこ」に巻き込まれないことこそ、応募者が自分を守るための重要な防衛戦略になる。

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