【個人情報】放置はダメ!! 使わない派遣会社は退会、登録削除すべき理由

言うまでもなく、このご時世、個人情報の管理や取り扱いは慎重に行わなければならない。

派遣でしばらく働いていると、登録したきり縁がなくて利用していない派遣会社や、使ってみたけど担当者の対応が悪くて、どうも今後利用する気が起きない…という派遣会社がいくつも生まれてくる。

登録自体は無料だし、会費などもかからない（もっとも、そんなものが必要なら恐ろしいが）から数年単位で放置している人も多いのではないだろうか？

大手派遣会社は15年〜半永久的に個人情報を保存する

放っておけば自動的に退会になると思っている人も中にはいるようだが、派遣会社の登録というのは、自分で退会依頼をしないと基本的に削除されない。

派遣会社によっても差はあるが、全く利用しなくても平均的には3年〜5年程度、大手派遣会社の例だとR社はなんと15年、M社に至っては半永久的に個人情報を保持するという。

15年といえば日本の平均的な会社の寿命（開業から廃業までの期間）に相当する年月。利用している人ならともかく、全く利用しなくとも、それほどまでの長期間に渡って個人情報を保持し続けるとは改めて考えると恐ろしい。

派遣会社に登録するとき、個人情報の取り扱いに関する書類に署名したことだろう。

小さな文字がびっしり書かれているが、それに署名しないと派遣で働くことができないので、細かく読むことなく、ざっと見て署名してしまう人がほとんどだと思う。

ところが、実際にあったことだが、東京の某派遣会社ではグループ企業や、グループかどうかもわからない外部の会社と個人情報を共有するた書かれていた。

それについて担当者が細かく説明することもなく、ただ署名してくれと言われるだけである。

派遣会社に登録した個人情報というのは何に使われるかわかったものではないのだ。

派遣会社によってマチマチで、わかりやすくマイページなどに退会申請のページが用意されている場合もあれば、個別に問い合わせないとならない場合もある。

どちらかと言うと、登録はウェルカムな一方で、退会はやりにくいようになっているケースが多い。

多くの派遣会社ではプライバシーマークという、外部の個人情報系の機関が発行するマークが提示されている。

プライバシーマークは派遣会社がお金を払って「うちは個人情報を適切に取り扱っています」ということを第3者に証明して貰っているものだが、登録削除に応じて貰えない場合や、無視される場合などは、プライバシーマークの機関に相談すると指導して貰える場合がある。

登録削除の対応も、プライバシーマークの発行基準となっているからだ。