派遣会社の中には登録者向けに無料や有料のエクセルだとか英語だとかかセミナーを開催してところがある。

資金力に余裕があることが多い大手派遣会社はもちろん、中小派遣会社でもやたらとセミナーに力を入れている所もある。

結論、有料でも無料でもセミナーに妙に力を入れている派遣会社はしょうもないことが多い。

有料のセミナーをやっている所はもれなく低品質な派遣会社

経験的にいえるが、登録者向けに有料のスキルアップセミナーを開催しているようなところは、本業である人材派遣業のサービスレベルが低い。

実際にあったのが、外資系の某大手派遣会社でのこと。

営業マンがスニーカーを履いていたり、だらしない恰好で派遣先に訪問してきたりする。

派遣先での困りごとや要望を営業マンに相談したとしても、自分で考えたりすることなく、相談した内容をそのまま一字一句、派遣先の人事なり担当者に伝言するだけ。まるで存在している価値がないような営業マンを抱えていたりする。

そんな営業マンの苦情を上司に伝えても、上司は上司で使えない。部下は上司の鏡みたいなもので、上司の段階でも使えないから部下がゴミということが多い。

自社の派遣社員のスキル教育に金を取るのが履き違えている

根本問題として、マージンを3割や4割取っているのに、派遣社員本人から金を徴収してエクセルとか英語とかのスキルアップセミナーを受講させようとするのは虫が良すぎる。

普通、時給を払って契約時間内にスキルさせるのが当たり前だ。

嘘八百の条件でゴミみたいな派遣先に放り込んで、アフターフォローもできずにスキルアップは金を払って自腹でやれって、どんな派遣会社なのかと思ったら、普通に誰でも知ってる大手派遣会社だったりする。

無料のセミナーはしょうもないのばかり

日本の派遣会社でも外資でも登録者向けに無料のセミナー動画とかを提供していることは多い。

しかし、タダほど高いものはないという昔の偉い人が言った通りで、時間の無駄のようなセミナーばかり。

ある外資系大手派遣会社の無料セミナー動画は、アメリカ本国のセミナー動画をそのまま日本語音声にしたようなもので、内容が日本人向けになっていない。

主義主張するのが当たり前のアメリカと、理不尽だろうと黙っていた方が得をする日本社会では同じ理屈が通用するわけはないが、(アメリカでの)職場でのコミュニケーションとか、何の役にも立たない動画を視聴させようとする。

中小派遣会社の無料セミナーもしょうもないものが多い

それぞれの分野でそれなりの人物にセミナー出演を依頼している割には、内容が長ったらしくて意味がないものが多い。

次回更新があるかどうかで気を揉んでいるのが派遣社員の典型だが、海外就職のための職務経歴書の書き方とか、新卒者向けと思われる求職活動の心の持ち方とか、留学経験がないと付いていけないような難しい英会話とか、よくこんなセミナー動画を企画して給料貰えるやつがいるなと思ってしまう内容のものがほとんど。

セミナー動画が充実している=低クオリティな派遣会社

派遣社員からマージンをとって、こんなしょうもないセミナー動画が作られていると思うと、派遣で働くモチベーションがゼロになることだろう。

今どき、エクセルとかオフィスソフトはもちろんだけど、英会話とかもいくらでもYouTube動画などで無料で学べるのに、派遣社員から貪り取ったマージンでセミナー動画を作る派遣会社は馬鹿げているとしか言えない。

江戸時代でさえ刷毛会社のような中間搾取業者は経済に何も良い影響がないから規制されていたが、現代日本はどんどん派遣会社の規制を緩くしているのだから、国自体が崩壊に向かっているとしか言えない。