一発逆転も!? 「職歴ロンダリング」を理解して稼げる派遣社員になる方法


派遣社員という雇用形態は相当に運が良くない限り、は1つの企業に在籍できるのは最長3年までという制限がある。

3年経過すると嫌でも転職を迫られることになるが、逆に言うと派遣社員というのは3年以内などの比較的短い期間で転職するのが当たり前の世界であり、この仕組みを上手く利用すれば「職歴ロンダリング」によって、一気に収入を上げたりトレンドの分野の仕事に就いたりと、誰もが一発逆転を狙うこともできるのだ。

派遣における職歴ロンダリングとは

英語の「laundering」は「洗浄」という意味を持つ単語だが、よく「マネーロンダリング」などと言われたりして、どちらかというと汚いものを洗浄するような意味で使われることが多い。

派遣の場合、通常では高学歴であったり年齢制限が厳しい企業にも、運とタイミングによっては比較的簡単に入ることができる場合がある。これと言った学歴や正社員のまとまった職歴がなくても、その業務を遂行できる能力を証明できれば良いのだ。

つまり、派遣会社や派遣先企業へ与える「印象」さえ良ければ、誰でも比較的容易に大手一流企業のトレンドの中心にあるような業務に携われるチャンスがあるのが派遣社員の最大の魅力であったりもする。

もっとかみ砕いて言うと、正社員としてなら99.9%採用されるはずがないというか応募すらできないような企業にも、派遣としてなら業務に携われるチャンスがある。しかし、その実績は間違いなくあなたの実績であって、その企業から転職する際にも企業やブランドのネームバリューを生かして、転職を容易にしたり収入アップを狙うことも時と場合によっては可能になる。

派遣社員は転職で収入を上げていく生き方

よくITエンジニアの人たちは、正社員だろうと積極的な転職によってスキルや年収を上げていくと言われる。

IT業界では日々新しい言語や新しい技術が生まれ続ける。トレンドに対応した年収の高い仕事に就くには、同じ会社に居続けるのはマイナスであり、トレンドに合わせて会社を移っていくのがITエンジニアの世界では常識とも言えるのだという。

これと同じことが実は派遣社員にも言える。

少なくとも、収入アップやキャリアアップを狙う派遣社員は、こうした考え方を持つ必要がある。

派遣の仕事は世の中のトレンドを反映している

ITエンジニアの世界と派遣社員を取り巻く環境がなぜ似ているかというと、勘のいい人はお気づきだろうが、派遣の仕事というのは世の中のトレンドにとても敏感だからだ。

例えば、「東京2020」がコロナだろうと強行開催されれば、大会運営のために派遣の人材が雇用されたりもする。

どこどこの業界でどこどこの職種が人材不足となれば、一時しのぎだろうと、まずは派遣で人材を募集する。立ち上げたばかりで事業が軌道に乗るかどうか自信がないスタートアップ企業は、すべての人材を正社員で雇わずに、それなりのメンバーを派遣社員として募集することも多い。

派遣は最長3年しか在籍できないこともあり、優秀であろうと人材は常に流動的だ。自らトレンドにアンテナを張って、トレンドに合わせたスキルを身に付けなければならない。ポジティブにトレンドにアンテナを張っている限り、派遣社員には「職歴ロンダリング」によって一発逆転できるチャンスが割とすぐ近くに転がっていることを知っておこう。