派遣の求人で「複数名採用」や「同じ仕事をしている仲間がいる」は見えている地雷!! 避けた方が良い理由

派遣の求人では「複数名採用」や「同じ仕事をしている派遣スタッフがいる」という謳い文句を見ることがよくある。

これは一見する仲間がいるからと仕事を教えて貰ったり、パワハラにあったりしないから安心・・・と思いがちだが、実際は逆である。そう、見えている地雷なのだ。

常に周囲と比較、競争させられる

一人一人に将来の役割やキャリアが想定されている正社員と違って、派遣の仕事は期間契約。長期と言っても3カ月ごとに面談等をして双方合意の元で再契約をして、満3年を迎えるとサヨウナラというのが派遣の典型的な就業パターン。

この「3カ月ごと」というのがキモ。仕事の能力はもちろん、派遣先社員に小言や不満を言ったりしていないかなども判断材料にされる。

周囲にも同じ仕事をしている派遣社員がいるならば、周囲と比較検討される毎日となる。同じ仕事をしている派遣社員が何人もいるというのは、その中から派遣先にとって都合のいい人間を常に選ぶことができるのだ。

そこには個人の仕事のやり方を尊重したり、一人一人のキャリアを考慮するようなことはない。使い捨ての奴隷が収容されているような職場だ。

複数人から選別するのは正社員でも時々ある

派遣の場合はそれぞれに短い契約期間が設定されているので、選別される様子がわかりやすいというのがあるが、実は正社員でもこの悪質な選別方法はよく行われる。

特にブラック零細企業、ブラック中小企業では日常的に行われているのだ。

マイナビ転職やリクナビネクスト、エンジャパンといった大手転職サイトでは、求人広告を掲載するのに数十万~100万円くらいの費用がかかる。そういった大手転職サイトに正社員の求人を出せば、首都圏の企業ならば無名の零細企業でも200~300人くらい求人が来るという。

ちなみに、この数字は編集長が昔ブラック零細企業に正社員で就職した時に、あとでブラック社長が「うちなんかでも250人も応募者が来たよ(笑)」と自慢げに言っていたのがソース。そんな下らない自慢をするよりも、定時でタイムカードを押させて自主的にサービス残業させる風習をなんとかしろ、と思ったが。

せっかく100万円近い求人費用を出したならば、本来は1人を採用する予定でも、少し多めに採用しておくというパターンが存在する。仕事には合う、合わないがあるから、すぐ辞められてしまっては求人費用が勿体ないし、そもそも試用期間中に競わせる場合もある。本来は1人の枠だとしても2~3人採用しておくのだ。

正社員は3カ月間(ブラック企業だと6カ月間)は試用期間というお試し期間があるので、その間に競わせて優秀な方を本採用する。本採用しない方は「向いてない」だの「やる気がない」だの精神攻撃をして退職の追い込むのがブラック零細企業のよくある手口だ。

正社員ですら競わせて優秀な方だけ残すという手口がよく使われているのだから、そもそも雇用期間が決まっている派遣ではごく当たり前に使われていると知っておかないとならない。

まとめ 派遣は選別されやすい環境を避けた方が良い

現行の派遣法では一つの派遣先にいれるのは最長3年だ。3年経つと事実的に何の罰則もなく、派遣先も派遣会社も契約満了にできるのが日本国の法律。直雇用の「努力義務」はあるものの、小学生みたいに「努力はしたけどダメでした(^^♪」で何のお咎めもないのである。笑えるだろうが、それが日本国の派遣法の実態だ。

派遣社員は仕事の能力だけでなく、派遣先社員などへの感情面も再契約の判断材料とされる。派遣会社との窓口になっている人間だけでなく、時に新入社員レベルの下っ端が派遣先担当者を通して、派遣会社にクレームを入れる場合だってある。

派遣の採用や再契約を判断している社員が社内的に優秀なやつで、日々、上層部から新しい課題を与えられて働いているような人なら幸せなほう。仕事の能力さえ問題なければ、ほぼ自動更新される場合もあるからだ。ところが、ブラックな派遣先だと派遣の採用担当をしている人間が面倒くさいタイプが多い。周りの人間からヒアリングしたり、あら捜しをして、再契約ごとに一丁前に選別するのだ。

まさに派遣の管理が仕事という人間だ。そういうタイプは人事部長のごとく、再契約のタイミングが近づくと個室に呼び出して個人面談したりする。雇用関係もなく、派遣社員のキャリアコンサルティングをするのは派遣会社の仕事なのだが、中途半端にキャリアの方向性なんかを面談で話し合うのだ。

なんにしろ、同じ仕事をしている派遣社員が複数人いる派遣先は、常に「面倒くさい選別」が3カ月ごとに毎回行われるものと覚悟しないとならない。

残念だけど、お互いが選別されるライバルだから、仕事を教えてくれるとか、仲間がいるとか思っちゃ痛い目に合うってもんだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です