派遣会社は派遣先のブラックを中和するフィルター機能が重要!! 言葉の端々から彼らの優劣を見分けよう

100社くらいの派遣会社や派遣先と付き合って来てつくづく思うのは、派遣会社に期待する役割と言うのは派遣先のブラックさを中和するフィルター機能ということだ。

今回は派遣会社のフィルター機能とは何なのかについて、コーヒーのフィルターをイメージしながら学んで貰いたい。

派遣を利用する会社はそもそもブラック

根本的問題として、派遣会社や派遣社員を利用する会社がそもそもブラックだということ。

自社で採用活動をして雇用する正社員や契約社員などと違って、派遣会社を使って派遣社員を労働力として採用するメリットとしては、採用活動の手間を省けるということだ。自社のビジネスを遂行させる大切な人材の募集の手間を極小にさせるという歪んだ発想がまずそこにある。

派遣会社は競争過多でありレッドオーシャンな業界なため、よほど特殊な仕事でない限りは「派遣の求人を出したい」と言えば「ぜひうちで!」と名乗りを上げる派遣会社はゴミのように存在する。1人の求人に対して3社や4社くらいで募集していることも多いことからも、レッドオーシャン具合が理解できるだろう。我先にとブラック企業をエサにしようとするサメがウヨウヨいるわけだ。

大切な人材採用に手間暇かけない時点で終わってる

派遣の場合は一般的に自社雇用と違って、1から手間暇をかけて育てるという発想がない。応募する時点で他社で似たような仕事の経験者であることが条件になっていることが多い。すでに完成済みのインスタントラーメンのようなものである。派遣先企業がするのは好みで胡椒や七味で味を整える程度のことだけだ。

さらに派遣社員は2~3カ月ごとの期間契約のため、仕事の能力と関係なく、派遣先企業の都合だけで一方的に契約を満了させることができる。契約期間中はダメだが、契約の切れ目を縁の切れ目にすることができるのだ。あとでやっぱり自社で正社員を雇いたくなったり、コロナやその他の事情で業績悪化して雇えなくなったりした時に簡単に契約を切ることができる。

派遣を利用する会社の特長を一言で言うと、手間暇かけず、ローリスクかつハイリターンを期待している虫のいい企業なのだ。中小企業はもちろん、大企業でも同じである。

フィルター機能のない派遣会社が無価値なわけ

派遣を使う会社が全般的にブラックだということはわかって貰えただろう。

そんな中、派遣社員側から見て派遣会社に求めるべき役割とはフィルター機能である。派遣先というのは全般的にブラックという前提があるため、派遣会社を芸能人などでいうところのマネージャー的存在としてフィルターや“盾”のように利用しなければならない。

派遣先から契約にないブラックな要求を出されたりした時、派遣社員は派遣会社が提示する条件で雇用されている以上、派遣会社にマネージメントして貰う必要がある。相談しても間に入っては話を上手くまとめられないような営業担当者ははっきり言って無価値だ。

左から右に話を流すだけならサルでもできる

実際によくある話だが、派遣会社で仕事を紹介するコーディネーターや営業マンというのは、左から右に話を流すだけの仕事しかしていないことが多いのだ。

コーディネーターの場合では「派遣先企業→派遣会社の営業→コーディネーター→求職者」という流れで、ただ話を流しているだけなのである。実際に仕事に就いてみると事前の条件と違ったりするのは派遣ではよくあることだ。

例えば、派遣先企業での自社の仕事かと思えば、実際には派遣先企業の取引先であるA社が請けているB社やC社やD社の仕事、つまり二次請けのような仕事ばかり担当させられるたりするケースがある。あくまでも指揮命令が派遣先企業であれば派遣契約上は問題ないにしろ、直接指示される仕事と違って、二次請けなどの下請け仕事というのは理不尽な内容が多く、時給以上に苦労することが多いものだ。

事前にそういった話をコーディネーターや営業から聞かされているならまだしも、派遣先業もブラックなものだから採用活動にマイナスになるようなことはあえて言わない場合が多い。

上記の例で言えば、関わる人の誰かがその業務や業界に詳しければ「自社案件ですか?」とか「二次請けなどはないですか?」などと鋭い質問ができればいいが、話を流しているだけのサルみたいな担当者しかいなければ誤った情報しか伝えられないまま仕事に就いてしまう場合もあるわけだ。

このケースは派遣会社に派遣先のブラックを中和するフィルター機能がなかったのが原因である。派遣で働いていると様々な「後出しブラック」が多いため、フィルター機能はとても重要なのだ。

まとめ フィルター機能がショボい場合は取替えしかない

使ってよかったと思う派遣会社と、「この派遣会社は使えんな(笑)」と思う派遣会社の違いを一言て言うと、フィルター機能の優劣である。

優劣どころか記事中に書いたような、左から右に話を流すだけのサルみたいな担当者も派遣会社には多い。派遣というのは求職者自身が勝手に応募して来て勝手に顔合わせ対策もしてくれて、ホントにサルみたいな能力しかなくてもコーディネーターや営業は仕事が成立してしまう場合もあるだろうが、そういった担当者は他のまっとうビジネスで折衝や営業スキルというものを磨いて貰いたいものだ。

もっとも、そんな向上心があったり能力の高い人は派遣会社でコーディネーターや営業の仕事をやっていないことの方が多いという、卵とニワトリどっちが先か問題というのもあるが。

いずれにしても、求職自身も派遣会社や派遣先を見分けるフィルター的な目は必要なものだ。対面ではもちろん、電話やメール、Web面談での言葉の端々などからブラックを取り除けるようにフィルターの制度を磨いておきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です