あなたの派遣会社は大丈夫? 派遣会社の優劣を見分ける6つのチェックポイント

世の中のほとんどのものには序列がある。

上場している企業なら株価というわかりやすい企業の価値を表す指標があるし、車や電気製品なども価格帯別にデザインや機能に優劣がある。

派遣会社もそれらと同じでもちろん優劣が存在する。「10社あれば10社ごとにそれぞれの個性がある」という考え方もできる一方で、100社くらいの派遣会社とやりとりしてきた筆者から言わせると、派遣会社には確実に序列や優劣があるようにも思える。

今回は派遣に纏わる疑問としてよく挙げられるテーマでもある派遣会社ごとの優劣を見分けるチェックポイントについて解説してみたい。あなたの使っている派遣会社を思い出しながらチェックしてみるといつか役に立つかも!?

エントリー後に必ず全員に返信があるか?

今どきは派遣会社のサイトからPCやスマホから求人にエントリーできるのは当たり前。

エントリー機能がない派遣会社は論外だとして、優劣を見分けるポイントとしてはエントリー後に必ず全員に返信があるかどうかということ。

求職者側としては応募する求人を探すにも意外とかなりの労力がかかっている。通勤経路やスキル条件など確認項目は多く、派遣会社が作った決してわかりやすいとは言えない文面から判断しないといけない。その労力をわかっている派遣会社なら、エントリー結果についてはどういう場合でも個別に知らせるべきだ。知らせる派遣会社が優れていて、選考通過時のみ連絡する派遣会社は劣っている。

エントリーに通過できなかった場合に連絡がない派遣会社としては、有名どころだとジョブチェキ!(パーソル、テンプスタッフ系)、Type派遣(キャリアデザインITパートナーズ)、パソナ、パソナテックなどが挙げられる。

リクルートスタッフィングはシステム的な固定文面でのメール連絡のみで、具体的な不採用理由などがないために虚無感は大きいものの、全く連絡がない派遣会社よりはマシな方だ。

エントリー通過後の案内はスムーズか?

求職者は忙しい。良い求人がないか様々な求人サイトで情報を探したり、新しいスキル習得のための勉強も必要だし、履歴書や経歴書を作らないとならない場合もある。失業給付中ならハローワークでの定期的な手続きや面談にも顔を出さないとならない。

派遣会社の求人に応募した後は、できるだけスムーズに案内してくれると求職者としては助かるわけだ。

優劣を見分けるポイントとしては、エントリーに通過した場合に目安として1~2営業日以内に連絡があるかどうかだ。エントリーして1週間近く経ってから連絡されても、派遣求人の場合は採用が決まるのが早いため、競合が入っていたら他の派遣会社で採用者が決まってしまう可能性が高い。

これは実際にあったが、パソナの場合は運用ルールとして「エントリー通過後は翌営業日までに連絡する」と明記されていながら、1週間移住経ってからエントリー通過の案内があった。急遽、通貨で必要になるエントリー書類を要求されたので大急ぎで作成して提出したのだが、案の定「競合の派遣会社からエントリーした人で採用が決まっていた」と言われた。

明らかにパソナ側の落ち度なので後に責任者のような人から詫びがあったが、どうして先に派遣先に求人の状況を確認してくれなかったのか非常に疑問。応募手数料を頂きたかったくらいだ。大手有名派遣会社でも安心など全くできない例である。

迷惑な時間に電話して来ないか?

大手派遣会社の場合はコールセンターのようなところで一律でエントリー後の対応をしていることが多い。例えば、リクルートスタッフィングだと東京の求人であっても、札幌のコールセンターで一括でエントリー後の対応をしていたりする。

派遣会社にもよるが、彼ら彼女らは時給制で働く派遣社員やアルバイトであったりもする。9時~18時くらいまでと紹介担当者の勤務時間が決まっているのだ。そのため、あまりにも遅い時間に電話がかかってくることはない。

ところが、中小派遣会社では営業担当者がエントリー後の対応をしていることが多い。その場合は21時や22時くらいの時間でも平気で初回の電話がかかってくる場合もあるのだ。

いかにも疲れ切った掠れた声で遅い時間に要領を得ない説明で紹介されて苛立ちを感じたこともある。中小派遣会社を利用する場合で遅い時間に連絡して欲しくない場合は、事前に電話可能時間を申告しておくと不快な思いをしなくて済む。

営業マンに常識があるか?

エントリーに通過していざ会社見学に進むと、担当する営業マンと待ち合わせて同行することになる。

一般的に企業では営業マンは男性でも女性でも、こざっぱりとしたスーツであるのが基本だ。

ところが、派遣会社の場合はあまりにも場違いな営業マンが待ち合わせ場所に現れることがある。シマシマの派手な色のスーツだったり、異様な匂いの香水をプンプンさせていたり、まるでその手の業界の人なのかと思ってしまうような営業マンも割といるのだ。短時間とは言え、待ち合せたり一緒に企業を訪問するのが恥ずかしくなる。

さすがに大手派遣会社ではそういった営業マンは採用されないので存在しないことが多いが、中小派遣会社の場合は注意が必要だ。

これを回避するには登録会がある派遣会社では、訪問した時に社員の様子を横目でもいいからチェックしておくこと。社内に入ったり目が合ったりするたびに体育会系的に「いらっしゃいませー!」「あざーす!」などと全員に言われるような派遣会社は色々な意味で要注意だ。ずっと「あざーす!」と言われ続けることになるので、登録を見送った方が良いかもしれない。

このように派遣会社の「異変」というのは、注意さえしていれば事前に気づくこともできるのである。回避できる危険は回避するに越したことはない。

会社訪問時にわかる営業マンのレベル

派遣先の会社訪問や顔合わせの時に営業マンの振る舞いはぜひチェックしておこう。

なぜなら、契約が決まったら窓口的存在として付き合い続けることになるからだ。営業マンが「使えない」と苦労するのは貴方自身だ。自分の問題として営業マンの実力をチェックすべきなのである。

会社訪問時には派遣先担当者と担当営業マンの人間関係に注目しておきたい。妙に距離感があったり、お互いによそよそしい関係だと、何か交渉事が必要になった時にまともに交渉して貰うことが困難だ。親しげにお互いを呼んでいたり、世間話をしているようなら合格だ。

具体的なチェックの仕方としては、会社訪問前のちょっとした時間に派遣先担当者のことを聞いてみればよい。「今日、お会いする方はどんな方なんですか?」などと適当に聞いてみよう。

ビジネスライクで他人行儀な関係しかない場合は「いやー、正直よくわかんないんすけど、30代くらいのマネージャーやってる人みたいっすねー」程度の薄い話しかしなかったら完全に不合格。

派遣先でトラブルがあったりしても交渉能力は期待できないし、そもそも業務内容のヒアリングもできていないはずなので、就業してみたら事前の話と違う可能性が99%だ。家族が倒れたとか急用を思い出したことにして辞退した方が良いかもしれない。

登録書類に違和感はないか?

派遣会社で就業が決まると契約書的な登録書類をいくつか提出することになる。

派遣社員は期限付きの労働契約なので、正社員での採用に比べると簡素なのが一般的。正社員だと学校の卒業証書とか資格の合格証のコピーとかが求められたりもすることも多いけれど、派遣だとせいぜい業務で必要な場合に免許証を確認するくらいなものだ。

ただ、派遣会社によっては保証人を求めたり、家族構成だとか家族の職業、生年月日などの本人以外の情報を細かく聞き出そうとする所もある。家族に不幸があった時に見舞金が出たりとか提出させる理由があればよいが、派遣会社での2~3カ月の労働契約ごときで保証人を求めたりするのは気持ち悪いとも言える。せいぜい緊急連絡先程度の記載が妥当だろう。

大手一流企業の正社員だと家族手当が出たりするので家族の記載も妥当だけど、派遣ではそういうのはないから、本人以外の情報を記載させる必要を感じないのだ。

大手派遣会社の場合は登録から退職までシステム化されているので手続きはスマートなことが多いが、中小派遣会社は会社の文化によって手続きに必要な書類が複雑だったりするので注意が必要だ。

まとめ 派遣会社には激しい優劣の差が存在する

一般的な社会常識と照らし合わせると派遣会社にも優劣が存在することがはっきりとわかる。

常軌を逸している派遣会社も多いし、大手有名派遣会社でも手続きなどの各所に微妙な違和感を覚える場合もある。それらは危険を知らせるシグナルである場合も多いので見逃しては命取りになってしまう場合もあるのだ。

派遣会社での就業経験が少なかったり、登録してる会社が少ないと比較しづらい部分ではあるが、一般企業と同じく派遣会社にも明確に優劣があるということは知っておく必要があるのだ。

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