【危険】派遣で絶対に回避すべきブラック中小企業の特長と対策まとめ

派遣会社から紹介されたとしても即断った方がよいのは、あえて断定的な表現をすれば中小企業全てである。

面倒っちぃからどこの企業とは言わないけど、むしろ中小企業全てである。

複数のブラック中小企業への派遣で人生を滅多打ちにされた経験を持つ、マスターオブセレモニーこと筆者からすれば「中小企業への派遣=ブラック」と100%決めつけるのは当たり前のことなのだ。

例えば、フルリモート案件です!と紹介されたのに、なぜか派遣先の社畜アホ社員の都合でフル出社に切り替えられたりと、中小企業への派遣は摩訶不思議なことばかりで常識や約束というものが通用しないケースも多い。

「断定的に言い切った表現をするな」とか「決めつけるな」という意見を持つ部外者さんは、どうぞヨソに行ってくだされ~というのが本心である。そこんとこよろしくw

派遣における中小企業とは

中小企業の定義は色々とあるが、国とかが定義している従業員数とかの基準に当てはめると日本の企業の90数%は中小企業である。

ここでは国の基準などは一旦置いておいて、中小企業とはそのへんの人にいきなり会社名を出して、会社名と何の会社であるとかの会社概要を知っている人が10人中5人以下の企業だと思って貰えばいい。要するに、ソニーとかキヤノンとか誰でも知っているような企業以外は中小企業である。

どこかの地方では有名とか、特定のニッチな分野では大手という企業も除外したほうが安全だ。

そもそも派遣は大企業向けのシステムである

日本は中小企業だらけなのだから避けようがないのでは? と思うかもしれない。

しかし、そもそも派遣社員という「使い捨てその場しのぎ雇用システム」は、予算があって人員にも余裕がある大企業に向いているシステムと言える。

それを予算も人員もカツカツの中小企業が利用すると、しわ寄せは派遣社員本人に降り注ぐことになる。

中小企業は筆者が経験した範囲だが大体の場合、人件費や外部への発注を減らす目的で派遣社員を採用する。正社員の採用や外部企業への発注を減らすために派遣社員を採用するケースが多いのだ。

中小企業は正社員の欠員補充で派遣社員

とある中小企業では、仕事はつまらないわ、業務量はアホみたいに多いわ、年収は30台後半で年収300万代とブラック要素が多すぎるために正社員が急に辞めたものの、派遣社員で補充するというケースに実際に出くわしたことがある。

正社員の採用は時間と手間がかかるから、付き合いのある派遣会社にその場しのぎとして依頼を出すのだ。

この手のケースでは、もともと正社員が担当していた仕事なので業務の範囲が妙に広かったり、時給の割に合わないことがほとんど。

責任も持たされてやりがいがあるなんてことはない。正社員と違って、派遣社員は昇給や昇進ないわけだし、細切れの契約期間でとてもわりに会うとは言えないのだ。

大手のグループ会社も要注意

大手企業は複数の子会社を持っていることが大半だが、大手グループ企業の中小企業への派遣はどうなのだろうという疑問に答えてみよう。

答えはケースバイケースなものの、実態が中小企業そのものの場合もあるので注意が必要である。

グループ本体がいわゆる持株会社(なんとかホールディングスとか)で、その下に複数の事業会社がぶら下がっている場合は問題ないことが多い。

離れ小島的なグループ企業は注意

問題があるのは社員1000人くらいのそこそこの有名企業が本体で、特定の業務のために子会社とか離れ小島的に存在しているグループ企業である。

会社概要には「大手〇〇グループ」などと書かれていたり、派遣会社から紹介される場合も、何の工夫もなく「大手〇〇グループが派遣先です!」と言われたりするが、これは完全なひっかけ問題のことが多い。

正社員はそこのグループの福利厚生が利用できたりもするが、派遣社員の場合は当然関係ないし何の恩恵も受けられないというのもある。

買収しただけのグループ企業はもはや別会社

離れ小島的なグループ企業というのは、買収などで元々は完全な外部企業であったりすることも多い。単にお金の都合でグループ企業になっているだけだったりする。

会社の沿革なんかを詳しく調べると書いてあったりするが、その場合は親会社とはカルチャーが丸っきり別物だったりするのだ。

そもそも親会社とは上層部の役員とかが違うわけだし、財布や運営が切り離されている時点で別会社なのははっきりしているわけだけど、従業員数が30人くらいの規模なのに別会社に切り離れている場合なんかは注意が必要だ。

「大手〇〇グループだから信用してたのに・・・」なんて後で後悔しないように、派遣先企業の沿革は面倒でも事前に調べておくに越したことはない。